Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

少年

バスのベンチシートからドイツ製のスポーツカーへの道程

インフルエンザの予防接種に行ってきた。 効果は疑問視しているのだけど、感染予防措置は最低限の社会的責任ということで。 個人内科に予約して行ったのだけどやはりかなり待たされて、でもそれはいい。問題は自分勝手で公共性のない患者たち。 会社員風だっ…

よるくまは泣かない おすすめ記事

当ブログはカテゴリー 少年が基軸となっており、時事ネタではなく純粋な記事としてアクセスが多かったものを、おすすめ記事としていくつかピックアップしました。 また プロフィールもご拝読いただけると、当ブログのベースが見えてくるかと思います。 過去…

神無月に花束を君に

風の強いあの日 重たく曇り空 お別れ 飛行場まで アクセル踏んずけて *1 小牧空港へ向かう東名高速では酷い渋滞がはじまった。 この先事故渋滞 電光掲示板はシンプルに情報を掲示している。 まずいぞ。 車では生まれて初めて路肩に入って走った。今日だけは…

心の旅

岡崎で生まれ小6まで転勤族だった。 浜松(記憶にない) 岐阜(ここから記憶が始まり小2の1学期の終わりまでいた) 沖縄(小2の2学期から小6の1学期終わりまで) 豊橋(父が退職し生地であるここへ帰着した) 幼年時代の思い出から得た神聖で貴重なものなし…

ひこうき雲

grapee.jp 中三の新学期を控えた春休みに酷い怪我をして、1週間ちょっと遅れてひとりで新学年を迎えた。 クラスはもうすっかりグループの棲み分けが出来上がっていて、放課はそれぞれのグループごとに分かれて過ごしていて、周回遅れの僕は遠慮して仲間に入…

マイノリティーとしての矜持

南の島から転校してきた東海地方の小学校は陰鬱に感じられて息が詰まりそうだった。 そこには明るい色というものが無かった。 木造瓦葺の校舎の光を反射しない暗い瓦の色。 水泳の授業。空挺部隊のようにみんな次々と飛び込んでいく。順番が来て意を決してプ…

モノクロの微笑み

愛知県豊橋市と静岡県湖西市は里山の連峰に隔てられていて、多米峠で越えることができる。峠にはトンネルがあり昔は普通車80円の有料で、1980年前後くらいは暴走族のメッカだった。 豊橋から多米峠を越えた麓は湖西市知波田という小さな街で、当時は二俣線と…

僕の好きな先生

タバコを吸いながら いつでも部屋にひとり 僕の好きな先生 僕のすきなおじいさん RCサクセション「僕の好きな先生」 高校の頃この曲を聴いて、職員室から遥か離れた美術室にいつもひとりでいた美術教師を思い浮かべた。そしてそこは、ちょっとはぐれた先生、…

敗戦ランナー

予選に間に合わない スロットルを開けても開けても加速しない そんな夢を今でも時々見る。バイクのロードレース選手権ともなると、総力戦でものすごいエネルギーと労力が必要になり、大きなストレスやプレッシャーにさらされる。競技としてスポーツをある程…

つきせぬ想い

幼年時代の思い出から得た神聖で貴重なものなしには、人間は生きてゆくこともできない。 ドストエフスキー カテゴリーの「少年」は、少年時代の忘れ得ぬ心象風景や、折に触れて思い出す尊い日々をモチーフにしています。そんな心の引き出しを開けたり閉めた…

来た 見た 勝った 人生に影響を与えた男たち

片山 敬済 Takazumi Katayama 《 刺激的な世界でしか、まともな呼吸ができない人種たち 》とても珍しい、NR500 時代の写真が送られてきた。私も初めて目にする「集合写真」だ。当時のプロジェクトリーダーの福井さんはホンダの社長になり、尾熊さんも役員に…

竜の背中に乗って 人生に影響を与えた1冊

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」 はじまりは「エルマーとりゅう」でしょうか。 家族や村というささやかな世界からエルマー少年は旅立っていきます。竜の背中に乗りエルマーは世界の広さと愛するということを学びます。 竜の潜む伝説の山は大切な心の隠…

こころの最後の旅

archipelago.mayuhama.com コザという歴史は遺構のように残っているんだ。ちょっとグッときた。 1972から1976まで沖縄県那覇市の首里の外れの街に住んでいた。首里城の北ゆえの城北小に小2から小6まで通った。近所の高台には新設の城北中学を建設中で工事現…

QandA

今週のお題「思い出の先生」 http://zip-fm.co.jp/program/mashversus/ MASH マッシュ - official site MASHというシンガーソングライター(でいいのかな)のFMプログラムが、片付けに入った僕のワークショップでオンエアされていた。 耳に入りやすいタイミ…

セキオ イシカワの時代

ケンヤは覚えているかな。 高一の夏休みの最後に部活の仲間でキャンプに行ったことを。 夏休みもあと二三日で終わるというタイミングで、弓道部のショウメイから電話があった。部活の仲間でキャンプへ行こうと。 このタイミングでキャンプはおかしくない?と…

強く正しく生きる、それは一見バカみたいに見えるかもしれない。

去年の甲子園でのニュース 甲子園マネージャーの「おにぎり2万個」は社会問題!?ネットで炎上発生 - NAVER まとめmatome.naver.jp 批評的な人々は世相に乗っかって一見正論を展開しているけど、なんだか物事の上っ面だけしか見ようとしない、足の届く海でバ…

ARROW 4

<a href="http://pooteen.hateblo.jp/entry/2015/02/26/140438" data-mce-href="http://pooteen.hateblo.jp/entry/2015/02/26/140438">ARROW 3 - Toujours beaucoup</a>pooteen.hateblo.jp 「おじさんはママのともだち?」 天才ミッドフィルダーの予測不能な未来へのパスように、彼が話しかけてきた。「きみはどう思う?」 「ぼくは知ってるよ」 そう言いながら彼はビーチパラソルに意識を向けた…

HANABI

夏の入り口 出口があればいい いつまでもたくさん

原点

「あんたが工具欲しいゆうとるけん、じいちゃん宇品まで買いにいきよったんよ。届いたら話があるけん、じいちゃんに電話しんしゃいよ」 おせっかいでおしゃべりでせっかちな典型的広島人のばあちゃんがこう言ってきた。 ヤマハRD50の中古車を買った時のこと…

深夜の訪問者

深夜二時ごろ。盲人の気持ちが分かるような闇夜だった。 永遠に終わらないような気がしてくる、砂漠に水をまくような仕事をしていた。 「ぬおーっす」 地響きのように何かが膨張し弾けたような、叫びのような声を感じた。目を向けると仁王像のような男が立っ…

消失点

ワタナベ マナブ 彼はなんだか家庭環境に問題がありそうな顔をしていた。 たしか87年か88年のこと。空前のバイクレースブームの折り、新設された西仙台ハイランドというサーキットがあった。仙台からほど離れた山の天辺にあり、その山の頂はいつも雨雲に包ま…

青い夜空

夏のはじまりのある夜のことでした。 丘に登り空を見上げると、ひとつの星がキラキラと輝いていました。 その星はニコニコと笑いながら僕に話しかけてきました。 夢なのか現実なのかわからないような夜の闇の中。 でもなんだかとても幸せな気分になりました…

イカロスの翼

見学に来ていた他の中3の生徒達はどれここれも似たようなものだ。田舎の中学、都会の中学。公立中学、お金持ち中学。制服が違うだけで、顔つきは似たりよったりのティーンたちだ。それが1、2年後にはその高校の在校生たちのような顔つきに育つのかと思うと…

ARROW 3

こっちへ向ってボールを追って駆け出してきた子供がいる。そのビニール製のボールを、ノートラップで蹴り返した。 ARROW 2 - Toujours beaucoup ボールを蹴り返す前に子供を観察し瞬時に判断して最適なボールを出す。 色白で茶系のさらさらの髪、クリっとし…

ARROW 2

だが僕は結果として彼女を救うことはできなかった。 彼女を救うのは全てを包み込める男しかない。でも難しいかもしれない。彼女はずっとひとりで生きていった方がいいのかもしれない。 そして数年がたち、僕はいつものように海辺のランニングコースを走って…

『トロッコ』 芥川龍之介

三人は又トロッコへ乗った。車は海を右にしながら、雑木の枝の下を走って行った。しかし良平はさっきのように、面白い気もちにはなれなかった。「もう帰ってくれれば好いい」――彼はそうも念じて見た。が、行く所まで行きつかなければ、トロッコも彼等も帰れ…

ARROW 1

目深にかぶったチューリップハットからのぞく、切れ長の大きな眼は強い光を帯びている。背は160と少しくらいで細すぎずとても均整がとれたスタイルをしている。タオルを巻いた胸元から上は、照れくさそうな透き通るような白い肌に、さらさらの白い砂がサンオ…

背中

死んだ明治生まれの広島の爺ちゃんは、真っ直ぐで正義感が強く頑固な大きな背中の男だった。 およそ組織向けじゃないと思うし、仕事でどうしても許せない事があると仕事ボイコットして2週間炬燵から出なかったこともある。上司が自宅まで呼びに来ても追い返…

"My Back Pages" ---Georgia Whiting---

Georgia Whiting sings, &quot;My Back Pages&quot; - YouTube The Byrds のMy back pagesはBob Dylanはじめ日本では奥田民生など、数多くがカバーしているけど、彼女のはとてもいい。ベストだよ。 Georgia Whiting 他の曲も聴いてみたいけど見つからない。 …

愚有性との邂逅

1995年のある日。聞いたことのないレシプロエンジンの叫びが空から聞こえた。コントロールされていない粗削りで重たい鉄球のような排気音。 見上げると、仔羊のようなセスナ機を露払いに、西へ向かうその単発のレシプロ機は「零戦」だった。操縦法まで学んだ…

ぷーさんの心の旅

くまのプーさん 幼少期の夢の中の彷徨いを、擬人化したクマとその仲間たちでファンタジーに仕立て上げた物語。 1960年代後半、世間はかなり物騒でしたが岩波少年文庫では、まぬけでドジなプーの日々の暮らしが、手のひらの上に点した幸せのように描かれてい…

40年の不在

40年ぶりに幼少期を過ごした岐阜の街を訪れた。 鵜飼で有名な大河を基軸とする街。 40年の間にどれくらいの水が流れたのだろう。 ずいぶんと街は変わっていた。 足の赴くままに彷徨いながら、その頃のテリトリーに近づいていった。 地図はいらない。その頃の…

夜の底

酷く疲れていた目が覚めた時重力が倍になったように身体が重かった視力を失ったかのように真っ暗闇だった長い夢は思い出せない気分は最悪だ身体は覚醒しているようだ夜間飛行の彷徨いの末燃料が尽きた砂漠に不時着し意識を取り戻した時こんな気分なんだろう…

1972

1972年の今頃札幌で日本発の冬季オリンピックが開催されて、ガキんちょの自分はその当時岐阜に住んでいた。 その頃世界はとってもアナログで、アナログな長屋スタイルの借家に住み、アナログな近所付き合いのとなりの看護婦のお姉さんの家で、アナログテレビ…

空の夢 ~さすらい~

現実と見分けのつかない考え事をしているような夢で目が覚めることがよくある。もう少年の頃のように覚醒できない。 少年時代は目を閉じていても覚醒し、暗黒の闇の中に鮮やかな色彩が止めどもなく渦巻く激流の中を流され続ける。目を開けると遥かな蒼空をシ…

カルピスのCMは嘘つかない

暴力的な夏の日差しのせいで、校舎の渡り廊下の下に入ると真っ暗な闇となり何も見えなくなった。しばしの眩みから気がつくともう夏休みの誰もいないはずの飲み場の奥に誰かいる。ジャージ姿の女子がしゃくりあげるように泣いていた。上級生のたったひとりだ…

光の世界への階段

アフターバーナーの炎と空気を切り裂く破裂音。ジュラルミンに反射する夏の光。ガソリンとセメダインの臭い。空を飛ぶってこういう感覚なんだ。初めてバイクのアクセルを開けた瞬間にそう感じた。少年の頃好きだった物はいたってシンプルだった。 社会のスト…

せやな

自分探しなんてやめたらええねん。なんぼ追いかけたかって、自分の背中なんて絶対見えへん。そんなんやったら店でキンチョール探す方が絶対ええ。おっちゃん、最近な、先週かな? そのことに気付いてん。 松本人志

ある冬の午後

河口にほど近い汽水域の河川敷に車を停めた。川幅は100m近くあるだろうか。午後の冬の川の暗く冷たい水はアウシュビッツに向かう貨物列車を連想させた。 浮上した鯨の背中のような一時の中洲に小舟が斜めに横たわっていた。しばらくして陽が落ちる時間には小…

Fighter

闘鶏マニー・パッキャオ。6階級制覇の稀代の王者で愛称はパックマンだ。 故郷を支えるために命を捧げる覚悟で戦ってきた。 宿命のライバル、挑戦者ヒスパニックの英雄マルケスとの世紀の大勝負。挑戦者は勝つために必要な全ての事は執拗なまでに追及し機も熟…

喝采2005

40代に入ってしばらくした頃、高校を卒業してからずっと音沙汰の無かった友人、いや友人の親から報せが来た。おまけに黒い縁取りがしてあった。ちあきなおみの「喝采」じゃないんだから勘弁してくれよと思った。 盛岡から在来線で2時間。知り合いは誰もおら…

具志堅さんは今でもヒーローだ

南の島のヒーロー具志堅さんはフラフラだった。 もうお終いなのは判った。精神力だけで闘っていた。涙が止め処もなく溢れた。そしてタオルが具志堅さんに投げられた。「もういいんだよ。十分だ」そんな意味だったのか。 防衛を繰り返す度に具志堅さんが肉体…

Excuseはダメよ

風呂に入りながら総括とか展望を考えたけどやはりシンプルにいくしかない。 決めたらやる。弱音ははかない。愚痴は言わない。言い訳はしない。 この年になるとなかなか怒ってくれる人はいない。親ですら。陰口を叩き文句を垂れるものは増える一方なのに。 今…

Paradise ColdPlay

Paradise - Coldplay When she was just a girl She inspected the world But it flew away from her reach So she ran away in her sleep Dreamed of para- para- paradise Para- para- paradise Para- para- paradise Every time she closed her eyes Whoa…

この先立ち入るべからず

彼女の家は袋小路のような一画にあった。 この先行き止まり そんな注意を促す看板が所々にあった。注意しないと元に戻れなくなる 彼女の事はもちろん大好きだった。愛していた。 その気持ちはどんどん大きくなっていった。彼女の一番の魅力はストレートに喜…

Both Sides Now 青春の光と影

光があるところには影がある。 影があるところには光がある。 そして光のある世界と影の闇のような世界がある。 君は光のある世界で生きていくべき人間だ。 その資質があると思う。 ところが今きみは事情があって影の世界にいる。 いや境目かもしれない。 光…

Don't Look Back In Anger oasis

珈琲の味

鈴の音を聞きながらドアを開けると、カウンターの奥のステレオタイプのお山の大将がよそ者を一瞥した。 30年ぶりに老舗の喫茶店を訪れた。駅前アーケードビルの2階にどちらかというとひっそりと存在している。アーケードの商店は30年も経つとすっかり入れ代…

想い

捜しものは見つけ難いものだったのか。 這いつくばって這いつくばって一体何を捜してきたのか。 最近色々な気付きがある。捜すのをやめたおかげかもしれない。 父は高度成長の波に乗りサラリーマンとしては成功したほうだろう。付き合いも広く様々な人に頼ら…

走りながら考えること

もともとそういうところはあるのだけど、しばらく無気力ともとれる醒めた日々を送ってきた。閉塞しているかもしれない真っ暗闇の長いトンネルをやっと抜け、次のステップへの充電のような期間が必要だった。それが数年前のことだ。 昨年辺りから、ちょうどこ…