Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

2019-01-01から1年間の記事一覧

天使の夢 映画『天気の子』

すこし前の話とはなりますが、映画『天気の子』を観てきましたよ 8/15終戦記念日の別名だと日本が滅んだ日ですしかも台風の中たまたま東京から帰省していた娘と行ってきました ええ実に良い映画でした。 『天気の子』サブタイトルは『Weathering with you』…

断片

その女の子の名前は覚えていない。 でも雰囲気は良く覚えている。背が高く育ちの良さそうな優等生で、常にお淑やかで上品であることを求められている印象があり、またそれが彼女に少しネガティブな印象をもたらせていた。 少人数制学習塾で一緒になった子だ…

原点

pooteen.hateblo.jp 絵画の作家活動をするために上京した娘がお盆の間の数日間帰郷していた。 Login • Instagram 合同アトリエでアトリエ展を開き、なかなかの手応えがあり絵も売れたと。 それは良かった、作品をもっと増やさなきゃね。 現代アートというか…

だらしない曇り空が僕なんだ

ちょっとレトロなアレンジで青くさい歌詞がラジオから流れてきた。 https://youtu.be/cD1KAsCtnwA イエスかノーなんて問いかけられても ちょっとまって、そんな簡単に答えを出せないよ 叫びたい 青空なんて青空なんて好きじゃないよ どこまでも雲がないなん…

ライ麦畑でつかまえて

もしも君が、ほんとにこの話を聞きたいんなら、まず僕がどこで生れたかとか、チャチな幼年時代はどんなだったかとか、僕が生れる前に両親は何をやってたかとか、そういった《デヴィッド・カッパーフィールド》式のくだんないことから聞きたがるかもしれない…

「ワレ カテリ」ジビエの戦い

ついに狩猟免許を取得した友人の罠に鹿がかかったと。 もし良かったら少しでいいからとおすそ分けをお願いしていたら。 どーん でかい あの、ジビエ肉調理初めてなんですけど。 冷凍された状態でもらいました。 キッチンペーパーでグルグル巻きにして冷蔵庫…

舫いを放て

日曜の深夜新東名を東へひた走り、東京インターから首都高3号渋谷線に入る。 渋谷の街を通り過ぎるとナチスの高層防空要塞のような森ビルが次第に大きく見えてくる。 C1環状線左回りに入り、霞が関トンネルを抜けると皇居のお堀沿いをしばらく走ると、大手町…

幸運貧乏

赤の金麦いかがですかー 赤の金麦いかがですかー 6本お買い上げでー あと30分ですー よく通るきれいなソプラノボイスが聴こえてきた。 みれば小柄でハッとするような綺麗な顔立ちの若い女性が、まるでお手本のようなきれいに背筋を伸ばした姿勢で、サントリ…

秘密のおじさん

病床の母がぽつりと言った。 「あなた秘密のおじさんにそっくりになってきたわね。そんな感じだったわよ」 そういうものなのかな。隔世というか飛び石遺伝みたいなもんかな。 好きなおじさんで憧れている面もあったから、ゴールに導かれたような気もして嬉し…

穏やかな天気の中詰んだ男が走る

2018年大みそかは年越しそばをちゃちゃっと作って食べて 足りないからかぼちゃを素揚げにして塩振って冷蔵庫の余った野菜でサンドイッチにして 明けて2019年元旦は最高の天気 いそいそと浜名湖に繰り出して久々の湖畔ジョギング ここのこじんまりとした入り…