Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

悪魔は突然

「現場付近は潮の流れが速く水温も低かったそうです…」 ベテランの女性アナウンサーが詞を読むかのように伝えた。「あなたには運がなかったのよ。ほんの少しね。残念だわ…」 そんな風にニュースは聴こえた。 四国北条市。岸壁から飛び込みをしていた中学生グ…

全日本の筑波に行ってきた

そこだけはまるで濁流に取り残された中州のような場所だった。 3年ぶりの筑波サーキットは時の流れが止まっているかのようになにひとつ変わらぬ顔をしていた。初めて訪れた1984年と景色をすり換えても殆んど違和感を感じないだろう。関係者、サーキット職員…

無我霧中

記念日は歴史の本を読み返す時のしおりみたいな存在。しおりが無くても見つけられる出来事と、しおりが無いと忘れさられてしまう出来事。そもそも過ぎ去った日々の意味を考え始めると、明日の意義すら危うくなるので、さっさと酔っ払って霧中に沈んだほうが…

天才政治家なのか?

橋下さんの狙撃兵にマシンガンで報復するような攻撃的リプライや、氏を首相に推すようなツイートに対して「あんな下品なヤツを...」と揶揄するようなツイートを散見できる。故田中角栄氏を「あんな中卒の土建屋を...」なんて罵倒した人々と同じ臭いがするな…

コロンボの隠された意図

往年の傑作テレビドラマ「刑事コロンボ」でのあるエンディング。 一件落着し車に乗りこんだコロンボは、紙袋に入ったスピリッツをグイッとラッパ飲みした後、おもむろにエンジンをかけ走り出した。グッと遠くを見据える目で。 「おいおいそれはあかんやろ。…