Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

南の島へ

南の島へ それまで住んでいた長屋の借家を出たあと、日数調整で数日間旅館暮らしをすることになる。気分は最悪だ。鵜飼で有名な川沿いの旅館は閑散としていて、その寂しさがよりいっそう絶望感を深めた。 JALのDC-8で舞い降りた南の島。異次元へダイブするか…

出発点

これは自伝ではない。自分自身の歴史を書くつもりは毛頭ない。改めて記憶の底から思い起こす必要の無い、忘れがたい印象を持つ出来事とその背景をランダムに書くつもりだ。*1 道路の中洲のような電停で路面電車を待っていた。ポケットの中で握りしめた硬貨を…

a-ha Take on me

http://www.youtube.com/watch?v=djV11Xbc914&feature=player_embedded この曲とpvは独特な空気感がいいですね。 pvの映像でのモノクロのスケッチ風アニメーションが、スピード感を強調し、また鏡の中のような世界を描いています。 鏡は時として存在しない世…

踊る小人 村上春樹

夢の中で小人が出てきて、僕に踊りませんかと言った。 それが夢だという事はちゃんとわかっていたのだけれど 「あの子をモノにしたかったら、僕をあんたの体中に入れると良い。あんたの踊りにあの子は夢中さ」 風や光や匂いや影や、あらゆるものが集まって、…

The Right Stuff

初めてジェット機を見た時どうしたかって?撃ち落したさ チャック・イェーガー 「The Right Stuff」この映画は大空に魅せられた者にとってバイブルのようなものである。 ライト兄弟の彼らの飛行機よる人類史上初飛行。チャールズ・リンドバーグと彼の愛機「ス…

パーマネントバケーション

ジム・ジャームッシュが大学卒業制作として撮った氏のデビュー作。 後の 「ストレンジャー・ザン・パラダイス」でその才能が認められて、この作品も日の目を見ることになった。 おそらく1990年前後に深夜映画でたまたま見た映画。それっきりだが実に印象に残…

モンド ~海をみたことがなかった少年~

黒髪と物憂げな黒い瞳。まだあどけなくかわいらしいが、自立心が強そうな少年が、光溢れる南仏の町を彷徨う。人懐っこい笑顔は、街で逸れて暮らす人々の心の癒し。まるで捨てられた子犬のよう。 読み書きが出来ない少年に、舟を持たない漁師が、アルファベッ…

Ordinary tragedy

聞き取り易い歌詞と囁くような歌い方。 だけど切なく深刻なメッセージ。子供の頃ルカのような子がいませんでしたか?逆らう術を知らない相手への暴力。未熟な心と愛、貧困、無知は相互して増殖していく。様々な堪えきれない痛みのようなものが、感情を制御す…

コサックダンスの洗礼

70年代後半から80年代にかけて大ヒットした、ディスコミュージックのひとつジンギスカン(Dschinghis Khan)。まだ活動中だったのには驚きました。 あれから30年も経つとメンバーも高齢で、50代後半から上は70代。鬼籍に入った者もいるようです。さすがにそ…

非現実的な夢想家

平易な文章で核心を突いた、まさに氏ならではのスピーチだと思いました。【バルセロナ共同】9日のスペインのカタルーニャ国際賞授賞式で配布された作家村上春樹さんの受賞スピーチの原稿全文は次の通り。(原文のまま) 「非現実的な夢想家として」 http://…

プロフィール

スパシーバ。70年代のラジオモスクワのオープニングは悲しい気分になりましたね。 Radio Moscow mid 70' 12月27日生まれの著名人 1571年12月27日 ヨハネス=ケプラー (Johannes Kepler) 【天文学者】 〔ドイツ〕 1654年12月27日 ヤコブ=ベルヌーイ (Jako…