Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ハロウィンのエイリアン襲来

「宇宙人襲来 H・G・ウェルズ」のラジオドラマ騒動 1938年10月30日にハロウィン特別番組として、アメリカのラジオ番組『Mercury Theatre on the Air』で放送された。この生放送は多くの聴取者を恐怖させ、実際の火星人侵略が進行中であると信じさせた。 侵略…

日常

いつもお昼過ぎに、とても優しい目をした柴犬が僕のワークショップの前で立ち止まりこちらを見る。 やあ、調子はどうだい? 尻尾をブンブン振って「やっほー僕だよ!!!」って風ではない。 その柴犬は老婆を連れている。つまり傍から見ると柴犬が老婆の散歩…

Far East side Sushi

「お客さんすみません、あいつらには参っちゃいますよ」 カウンター越しの板前もどきが、ボックス席の団体客に目配せして言った。大きな箱の比較的まともな味の回転寿司で、近海魚と炙りものばかりを食べていた。遠洋魚はここの店で期待するのはお門違いだ。…

「君の名は」 On the Road 旅の終わりに

夏の通り雨が運んでくる匂いは郷愁にも似ていて、あっという間に遠い過去へ時間旅行できることがある。 娘と映画「君の名は」を観てきた。 アニメ、セカイ系、ロキノン系、ギターとおそらく夢を抱えた少年少女たち。 その世界観を正視できるのか不安だった。…

ここは見世物の世界 何から何までつくりもの でも私を信じてくれたなら

診療所を開業した医者の父さんは、慈愛に満ちた精神で貧しいものにも献身的に医療を施す。そのために収入も少なく生活は困窮を極め、9歳の息子も僅かなお金を稼ぐために働く毎日。ついに母さんは名前も聞いたことないような外国に出稼ぎに行ってしまう。 息…

ノーベル文学賞2016

何と今年のノーベル文学賞はボブ・ディランでした。 もちろん称賛に値する授与なのですが・・・「ディランは文学っていうより哲学だろ」そんなツッコミを入れてしまいました。 ディランの中で好きな曲のひとつが「My back pages」です。ですがディランによる…

速報「君の名は」

今夜こそは! ということで娘と「君の名は」を見てきました。 実にいい映画でした。 出がらしの僕を、彗星のような刹那と、10代後半の頃の黄金の時に連れ戻してくれました。 心の旅がまさかバーチャルでできるとは。 また語ります。 【10/29追記】 pooteen.h…

丸亀製麺で考えた世界の愛と君の名は

弁護士くずれの知り合いの話。彼の父親が昭和4年生まれで旧制中学在学中の14歳のころ、海軍少年航空兵募集、つまり昭和18年の乙種飛行予科練習生募集(いわゆる予科練)に志願した。 昭和4年の予科練発足時は70倍の倍率で、数年間の訓練でさらに絞られていた…

神無月に花束を君に

風の強いあの日 重たく曇り空 お別れ 飛行場まで アクセル踏んずけて *1 小牧空港へ向かう東名高速では酷い渋滞がはじまった。 この先事故渋滞 電光掲示板はシンプルに情報を掲示している。 まずいぞ。 車では生まれて初めて路肩に入って走った。今日だけは…