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Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

「騎士団長殺し」第一部 顕れるイデア編 村上春樹 発売

『1Q84』から7年――、待ちかねた書き下ろし本格長編その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはず…

ある一日

今日のはてなブログの「おすすめ記事」は、なんだか世の中の業の深さを垣間見るようで考えさせられました。 今朝、燃えるゴミと一緒に弁当を一緒に投棄してしまった僕の悲しみなんて、あまりに些細な出来事なんですね。 不憫な娘へのメッセージ漫画は、「そ…

明日出来ることを今日やるな

明日出来ることを今日やるな 新卒で就職した会社で直属の上司がこう言いました。 地域密着の公益性の高い大手(地域では)企業です。 普段は6割ぐらいの力で仕事をして、いざという時に全力を出せばいい。いつも全力近いと疲れてしまって必要な時に力が出せ…

明日描く絵が一番すばらしい  Don Mclean『Vincent』

www.g-g2016.com Don Mclean 『Vincent』 ドン・マクリーンがヴィンセントに捧げた曲です。 かなりの俺流日本語訳ですが、大目にみていただけたらなあと思います。 Starry, starry night.Paint your palette blue and grey,Look out on a summer's day,With …

板門店で赤ワインを

実家の近所に間に肉屋を挟んで床屋が二軒ある。 11歳の夏に沖縄から実家に引っ越してきた頃にはすでに二軒ともに存在していて、それから時を違わずして二軒ともにリニューアルした。ざっと40年前のことである。 同業者が50メートル以内に2軒あるなんて、ま…

映画「この世界の片隅に」 こめられた思いとレビューやあらすじなど 

この世界の片隅に 片渕須直 監督・脚本 観てきましたよ。素晴らしかったです。まず何といっても背景画がとても美しく、その時代の世界を丁寧に誠意をもって描き出していて、また能面玲奈(のん)の非の打ちどころのない感情豊かな広島弁の吹き替えには、瞬く…

ジョージ・オーウェル 『象を撃つ』

村上春樹「1Q84」はジョージ・オーウェルの「1984」にタイトルだけでなく、そのエントロピーや哲学も共通している。 「1984」は出版当初から冷戦下の英米で爆発的に売れ、同じ著者の『動物農場』やケストラーの『真昼の暗黒』などとともに反全体主義、反集産…

Ev'ry Time We Say Goodbye

恥ずかしながら、この曲は知らなかった。 ずいぶんと人生を損した気分。 昔の人のラブソングは恐ろしいほど研ぎ澄まされている。 日本で喩えるなら、明治から大正の巨匠の文学作品のよう。平易でシンプルなコンテキストに、永遠の宇宙のような無限の世界が広…

富士山、浜名湖、ひとりぼっち 21世紀も17歳

浜名湖畔のランニングコースは、冬の空気が澄み切った時には富士山が見える。 2017年始動。 元旦は最高の天気。朝のクリアな視界のうちにと、ランニングを第一優先していたのだけど、もたもたしていたら走り出しはお昼になってしまった。 午後からは空気が霞…

FLY SAFE

出口にたどり着ければいいな。 でもそれは、明日晴れたらいいな、そんな程度の希望。

昨日は美しかった

愛読書のロアルド・ダール「飛行士たちの話」が新訳となり装丁も一新されたという。 飛行士たちの話 作者: ロアルドダール,永井淳 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2013/02/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る これが従来までの表紙で、こ…

バスのベンチシートからドイツ製のスポーツカーへの道程

インフルエンザの予防接種に行ってきた。 効果は疑問視しているのだけど、感染予防措置は最低限の社会的責任ということで。 個人内科に予約して行ったのだけどやはりかなり待たされて、でもそれはいい。問題は自分勝手で公共性のない患者たち。 会社員風だっ…

9 Points, 20,000 Dollars, and a Lot of Happiness

現代F1は、あまりに厳しくコントロールした結果、レーシングというより序列通りのパレードになってしまった。高度に洗練された、静かで安全で公平で配慮の届いたショーになったのだ。 技術的には高度に先鋭化されているのだが、リスクを抑えすぎたのだ。 我…

よるくまは泣かない おすすめ記事

当ブログはカテゴリー 少年が基軸となっており、時事ネタではなく純粋な記事としてアクセスが多かったものを、おすすめ記事としていくつかピックアップしました。 また プロフィールもご拝読いただけると、当ブログのベースが見えてくるかと思います。 過去…

慟哭するザンパノ

50歳になって会社辞めても大丈夫なんだろうか?いや大丈夫じゃないよね~ - 攻めは飛車角銀桂守りは金銀三枚 仕事がつまらないからと50歳過ぎで会社を辞めるのは危険すぎる - スネップ仙人が毒吐くよ 同年代として身に詰まされる話だけど、結局のところは…

京都烏丸でかけがえのないラーメンを

食べログでなかなかに読ませる印象的なレビューを書いている人の文体で書いてみました。 普段の僕の表現と全く異なるので興味深くまた面白かったです。 ここまでラーメン屋のレビューばかりを書いてきたが、ここでひとつ京都で出会ったハイレベルな店を紹介…

ミッドナイトエキスプレス 生き残れ

生業であるワークショップとは別に、知り合いの会社で新幹線の仕事をしていて東海道と中山道をウロウロしている。 年間100日ちょっとのミッドナイトエキスプレス 今年から覚書きで簡単に別ブログで記録をしているのだけど、昨晩は特別に京都特集で少し書いた…

映画「Na Komete」 彗星に乗って 1970

日本海軍の複座雷撃機「彗星(Judy)」搭乗員の事を調べていていたら思わぬ拾い物。 こんな映像はとても好き。 数式にするとこんな感じ。 (フランツ・カフカ+サンテグジュペリ)/ジューヌ・ヴェルヌ=Na Komete つまり1888年の北アフリカのフランス植民地を…

『聲の形』を観てきた

koenokatachi-movie.com 娘と『君の名は』を観に行ったときに、この『聲の形』もぜひ観たいと言っていた。 「聲」という旧漢字から声に大きな鍵があるんだろうと思っていたら、聴覚障碍者と贖罪をテーマしているようで、萌えキャラのアニメーションとは裏腹…

はてなブログで良かったなと思う黄金の時

はてなブログのおすすめ記事にこんなブログがあった。 はてなのおすすめ記事ったって、何が基準なのか分からないくらい(つまり僕の物差しがおかしい)、同じようなぺらいブログばかりなんだけど、久しぶりに尖がった感性の文章に出会えてうれしい。 kasasor…

断食芸人は「自分に合った食べ物を見つけることができなかった」と息絶えた

ずいぶん前に通りすがりの7-11のゴミ箱にプライドを捨てた。 私的なゴミを持ち込んだのは悪いとは思っている。でもそのおかげで今でも何とかやっていけているし、毎日のようにnanacoカードで買い物しているから許してもらいたい。 fujipon.hatenablog.com 大…

fridayusao on approach

fridayusao.hatenablog.com fridayusaoさんの沖縄帰りの、大阪伊丹空港へのアプローチをグーグルで探してみた。 あった。グーグルすごい。 昔は気になっている子の家をアナログで探してみたもんだけど(つまり自分の足で)、現代っ子はグーグルで探したりし…

1ガロンの苦汁よりも 一滴の蜂蜜を用いたほうが多くの票がとれるらしい

プーチン、キンペーにドゥルテときてトランプさん。 日本は石原慎太郎クラスじゃないとやられちゃうよ。 「1ガロンの苦汁よりも 一滴の蜂蜜を用いたほうが多くの蝿がとれる」 リンカーン大先生のお言葉を思い出しました。 蠅=票だったんだ。 個人的まとめ w…

夜明けのワイルドビート

昼前にスーパーの魚屋さんが鯵のタタキを差し入れしてくれた。185円だったかな、激安。 それで魚屋が言った。「これ実はボラも混ざってんだ。でも食べてみて、美味しいから。そのままワサビ醤油でもいいし、味噌汁にぶち込んでもいい」 仕事で調理が深夜とい…

ハロウィンのエイリアン襲来

「宇宙人襲来 H・G・ウェルズ」のラジオドラマ騒動 1938年10月30日にハロウィン特別番組として、アメリカのラジオ番組『Mercury Theatre on the Air』で放送された。この生放送は多くの聴取者を恐怖させ、実際の火星人侵略が進行中であると信じさせた。 侵略…

日常

いつもお昼過ぎに、とても優しい目をした柴犬が僕のワークショップの前で立ち止まりこちらを見る。 やあ、調子はどうだい? 尻尾をブンブン振って「やっほー僕だよ!!!」って風ではない。 その柴犬は老婆を連れている。つまり傍から見ると柴犬が老婆の散歩…

Far East side Sushi

「お客さんすみません、あいつらには参っちゃいますよ」 カウンター越しの板前もどきが、ボックス席の団体客に目配せして言った。大きな箱の比較的まともな味の回転寿司で、近海魚と炙りものばかりを食べていた。遠洋魚はここの店で期待するのはお門違いだ。…

「君の名は」 On tha Road 旅の終わりに

夏の通り雨が運んでくる匂いは郷愁にも似ていて、あっという間に遠い過去へ時間旅行できることがある。 娘と映画「君の名は」を観てきた。 アニメ、セカイ系、ロキノン系、ギターとおそらく夢を抱えた少年少女たち。 その世界観を正視できるのか不安だった。…

ここは見世物の世界 何から何までつくりもの でも私を信じてくれたなら

診療所を開業した医者の父さんは、慈愛に満ちた精神で貧しいものにも献身的に医療を施す。そのために収入も少なく生活は困窮を極め、9歳の息子も僅かなお金を稼ぐために働く毎日。ついに母さんは名前も聞いたことないような外国に出稼ぎに行ってしまう。 息…

ノーベル文学賞2016

何と今年のノーベル文学賞はボブ・ディランでした。 もちろん称賛に値する授与なのですが・・・「ディランは文学っていうより哲学だろ」そんなツッコミを入れてしまいました。 ディランの中で好きな曲のひとつが「My back pages」です。ですがディランによる…

速報「君の名は」

今夜こそは! ということで娘と「君の名は」を見てきました。 実にいい映画でした。 出がらしの僕を、彗星のような刹那と、10代後半の頃の黄金の時に連れ戻してくれました。 心の旅がまさかバーチャルでできるとは。 また語ります。 【10/29追記】 pooteen.h…

丸亀製麺で考えた世界の愛と君の名は

弁護士くずれの知り合いの話。彼の父親が昭和4年生まれで旧制中学在学中の14歳のころ、海軍少年航空兵募集、つまり昭和18年の乙種飛行予科練習生募集(いわゆる予科練)に志願した。 昭和4年の予科練発足時は70倍の倍率で、数年間の訓練でさらに絞られていた…

神無月に花束を君に

風の強いあの日 重たく曇り空 お別れ 飛行場まで アクセル踏んずけて *1 小牧空港へ向かう東名高速では酷い渋滞がはじまった。 この先事故渋滞 電光掲示板はシンプルに情報を掲示している。 まずいぞ。 車では生まれて初めて路肩に入って走った。今日だけは…

夜道は秋なのさ

月曜日の深夜家路を、車を走らせていた。 窓をいっぱいに開けて、ひんやりとした夜風を身体に感じながら。 広い4車線道路は貸し切り。 いつもよりシートを倒して視野を広げてゆっくりと走った。 さっきからずっとFMで、コールドプレイが彼らのメッセージを世…

心の旅

岡崎で生まれ小6まで転勤族だった。 浜松(記憶にない) 岐阜(ここから記憶が始まり小2の1学期の終わりまでいた) 沖縄(小2の2学期から小6の1学期終わりまで) 豊橋(父が退職し生地であるここへ帰着した) 幼年時代の思い出から得た神聖で貴重なものなし…

小心者のささやかな抵抗

近年、取引先とお金や契約や登録の問題で、言った言わないのトラブルになることがままあり、ひょっとして俺ボケてきた?クレーマーになった?なんて心配になる。 小心者なんだ。 でもきちんと確認してみると、ダイアリーやら書類に覚書があって証明できる場…

ひこうき雲

grapee.jp 中三の新学期を控えた春休みに酷い怪我をして、1週間ちょっと遅れてひとりで新学年を迎えた。 クラスはもうすっかりグループの棲み分けが出来上がっていて、放課はそれぞれのグループごとに分かれて過ごしていて、周回遅れの僕は遠慮して仲間に入…

関ケ原より愛をこめて

8月も終わりの午後10時半過ぎ、関ケ原は冷たい雨が降っていた。気温は21度。 中華料理屋で肌寒さに少し後悔しながら韓国冷麺を待つ僕に、女友達からテキストがきた。 夫が不倫していて不倫相手と一緒になりたいんだそうな。 でもって夫が離婚届を用意してい…

#35 勝った!

www.motogp.com

ピョン吉の自分探し

sharescafe.net ド根性ガエルのピョン吉がゆでガエルになったみたいな話。 50代にもなって「自分さがし」って何なのさ。 今やこそ自分の価値を問われているって、そんな安っぽい言葉をかけるなって。 My grandma has run faster than you 自分のことは自分…

19970815

母方の亡き広島の祖父は盆前に危篤になって、借り物のクラウンでぶっ飛ばして愛知から広島まで行った。魔のカーブが続く関ヶ原でオーバーランするとこだった。まだ名神と山陽が繋がっていない石器時代の話。夕暮れに原爆ドームの近くを通って宇品の近くの病…

「シン・ゴジラ」 レビュー(俗編)

ネタバレひどいですからね! シン・ゴジラと春の修羅 - Toujours beaucoup ぱっと思いつくままにレビューを書いてから、他のいろんな人のレビューを読んでみた。製作者が意図的にそうしたのだろうけど、もう映像と言葉の洪水で消化不良なところもあり、色ん…

シン・ゴジラと春の修羅

春と修羅 宮沢賢治 mental sketch modefied 心象のはひいろはがねからあけびのつるはくもにからまりのばらのやぶや腐植の湿地いちめんのいちめんの諂曲てんごく模様(正午の管楽くわんがくよりもしげく 琥珀のかけらがそそぐとき)いかりのにがさまた青さ四…

地回りグルメ

お気に入りの立ち飲み屋で刺し盛り 左上から反時計回りに ・かつおたたき ・かつお ・ひらまさ ・ボラ ・カンパチ ・イサキ 下の二つは名称自信なし。何がっていうと初めて食べたボラの刺身が脂が乗っていて絶品で思わず声を上げてしまった。 「美味い!」 …

底辺出身者の定義ってなに?

底辺出身者の定義ってなに? - はてこはときどき外に出る 底辺かあ。 団塊の世代が金の卵とか言われて集団就職して日本の高度成長を支える原動力となった。集団搾取ではあるけれど、ここでいう底辺から抜け出すための手段だった。 その結果が現在で、団塊の…

きぶんよし ちょうしよし すべてよし

オレンジ色のマツダデミオは少々愛が足りない感じだった。肌荒れもひどく汚い靴を履いている。つまりボンネットは色あせ気味で糞みたいなタイヤを履いていた。オドメーターを確認すると6万キロオ―バーで、オーナーである知り合いとの人生にもそろそろ疲れて…

土の中の小さな証

死体遺棄:容疑で男女高校生逮捕 新生児を公園に埋める - 毎日新聞 逮捕容疑は、女子高校生が男子高校生の自宅のトイレで25日夕に出産した男児の遺体をビニール袋に入れて、同日午後10時ごろ、市内の公園の土中に埋めたとしている。 高崎署によると、2…

ちょっと早いけど夏の終わりに 映画「稲村ジェーン」

好きな映画のひとつにサザンオールスターズ桑田佳祐の「稲村ジェーン」がある。 映画自体は酷評されたがもっともな話だと思う。 ストーリーは稚拙で取り立てて説明するほどでもない。ラストはもうヤケクソなのかと思ったくらい。主演の新人男優加勢大周の演…

旬の時期

彼氏がいるのに、彼氏がいないと言い続けるおんなたち。 - おんなのはきだめ 散文調で内容も取り立てるほどでもないのだけど、なぜか引き込まれる文章で読み込んでしまった。 僕は飲み屋のおねいちゃんには、なんだかプライベートの蟻地獄に引き込まれる傾向…

月曜帰港日

先週はタフな日が続いて疲労困憊でもうフラフラ。 昨晩はオシッコに深刻な警告が出ていた。深夜の吉野家で牛丼に納豆卵という社蓄餌をかきこみ、帰宅して風呂の後は朝娘に起こされるまで、水に顔を浸けるように寝入った。夢も見なかった。 今朝は娘を駅まで…