全ての道は四川へ続く
ここのお店はぜひ!マスト的に行ってみたい。
もう説明など要らない。料理の画像と店主の顔で分かる。おでこのホクロは本物の印だ。
そんなわけでおさらい。
ここ「四川」の麻婆豆腐にはハマってる。お店とオカンも好き。
実は食べログにレビュー載せたらオカンに即座に身バレしてそれも感動した。お客さんのことを実に良くみている。なかなかできないよ。
3回目に友人を連れて行った時の事。
入るなりオカンに言われた。
「食べログに載せていただいてありがとうございます。」
もう顔真っ赤のタジタジ。前回、前々回は空気を消してひとりでお邪魔しただけなのに断定できるとは。
「でもオカンじゃなくて、オネエサンと言って欲しかったわ」
すまんオカン。
それからここには何人か四川中華マニアを連れて行った。本国で食べた四川中華とはまた違うけど、経験した今までの日本国内のどれよりもイケてると。東京の友人なんか出張の際にわざわざ寄り道するほどに。
他の料理も日本の中庸を行く、庶民的で美味しい中華料理で、ファミリーでも、社畜ランチでもウェルカム。
ここはジャパニーズアレンジの上品な中華料理かな。でも後日しったのだが、厨房の四川人に本場の味でオーダーできるらしい。
かなりヤバイと聞く。これもマストだ。
ところで食べログは検閲が厳しすぎて、指示されるまま修正していくと文章の味が抜けてしまう。また中身の無い提灯記事ほどウケが良い。
つまりお皿の裏を見みるように、行間を読めないとレビュアーの真意は伝わってこない。そのあたりを酌むと外れ店に泣くこともなくなるかと。
「まずい蕎麦屋」というストーリーがある。
だれかの文章で読んだ。
戦後すぐだったかな、神田のある蕎麦屋があまりにも不味い、でも大繁盛していると評判になった。誰もかしこも「実にまずい」という。そのうちにもう、どのくらい不味いのか気になって仕方なくなる。蕎麦なんてそうそう不味く作りようが無いだろう。
そしてついにその日がやってきた。
行ってみると押せや押せやの大繁盛。出された蕎麦を一口。
まずい...ありえないくらいマズイ....顔を上げると店のオヤジがにやりと笑った。
似たような経験が僕にもある。
小学生の頃から校区内にあったうどん屋はしばらくの間店を閉めていた。結婚して数年したある日その場所で新しいうどん屋が新築オープンした。結構お客さんも入っている。2代目か誰かが始めたのか。
しばらくしてお邪魔してみた。蕎麦を一口かき込む。
マズイ...ざけんな...
顔を上げるとオヤジがにやりと笑った。オーマイガー同じオヤジだった。
思い出したぞ、ここはまずいので評判のうどん屋だった。店が新しくなっても、やってる人間は一緒じゃねーか。
食べログでレビュー削除されたクソみたいな蕎麦を出す名古屋の黒帯とかいう店の話
このポストも真偽はわからない。たまたま悪いタイミングだったのかもしれない。でもあまりの酷さに気になるではないか。
こういったレビューは公平さを求めるなら、上と下を5%ぐらいカットしたくらいがちょうどいいのではないかと思う。
善意の中の嘘、悪意の中の真実も含めて僕は全て載せて欲しいとは思う。