あしたのために(その1)
ギャグ漫画家だったりイラスト描いてたりする江口寿史さん。
氏はモデルの女性の魅力を画像データに変換して出力し、北斎画のような線と色彩表現がとても魅力的なのです。
氏のインスタグラムのアカウントは2つあります。
こちらは日々の情景用
こちらは作品用
この作品用のアカウントについて、氏のツイッターアカウントで紹介がありました。
おれの絵だけのインスタアカウントでおれがフォローしてる人を見たらいいです。こちらでは発見で見つけた世界中の好きな絵を描く人ばかりを有名無名問わずかたっぱしからフォローしてます。タイムラインにうまい人ばかりで、ここに自分の絵が混じると落ち込みます。が、それが刺激にもなるのでね。 https://t.co/WANpMtaD0T
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2017年4月6日
インスタ。絵だけあげてる人ばかりフォローしていると[発見]の所にそういう人ばかりあがってくる。そこで、いい絵、上手い絵(自分にとってのね)描く人を見つけるのが最近の楽しみです。
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2017年4月6日
インスタ。絵だけあげてる人ばかりフォローしていると[発見]の所にそういう人ばかりあがってくる。そこで、いい絵、上手い絵(自分にとってのね)描く人を見つけるのが最近の楽しみです。
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2017年4月6日
おれは自分が本来絵の人じゃないのは十分自覚してるので、出来る限り上手く見せようとする努力は惜しまないわけだが、努力だけじゃいかんともしがたい、個々が本来持ってるものの絶対的な差というものがあることも厳然たる事実。それでも努力することは尊いこと。その執念の差も必ず絵に出るよね。
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2017年4月6日
努力だけではいかんともし難い個々の能力の差は如実にあるわけですが、それでも努力し続ける執念というものは作品に出てくるし、その努力というものは尊いものであると。
何かこう襟を正される思いになりますね。
ある程度極めてしまうと、唯我独尊、俺最高(勘違いも含めて鼓舞するための動機としては必要ですが)の大御所になってしまって、日々の精進を怠り次第に陳腐化して消えていくか、過去の遺産にしがみつくことになる。
同様なことが村上春樹さんの「職業としての小説家」でも詳しく語られています。
現在僕は全力疾走がほんとに短時間しかできません。ほんの一瞬の全力疾走以外はゆっくりと歩いています。つまり衰えて持続性のない瞬発力だけに頼って仕事をしている面が強いのです。
それよりも長距離ランナーのように、円谷幸吉選手のように「次の電柱まで、また次の電柱まで・・」とこつこつとプッシュし続けるような、衰えたなりの執念のスタイルで仕事をしないといけないのですが。
あしたから頑張る
あしたのために(その1) =ジャブ=
攻撃の突破口をひらくため
あるいは 敵の出足をとめるため
左パンチを こきざみに打つこと
このさい ひじを左わきの下からはなさぬ心がまえで
やや 内角をねらいえぐりこむように打つべし正確なジャブ三発につづく右パンチは
その威力を三倍に増すものなり丹下段平からの手紙より