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Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

配られたカードが不公平だと思ったら負け

発言小町で悲しすぎると話題!「子育てを終えた今、街で幼子を見ると涙がでます。」 | Conobie[コノビー]

 

天使の目覚めかと思ったくらい。

息子は朝起きて目を開けた瞬間に、いつも最高の笑顔を見せてくれた。

 

子犬のように天真爛漫、ひどく愚図る事もなく、好き嫌いもなく、ファミレスで暴児化して走り回ることもしなかった。自分自身もそうだったけど、生まれが遅い上に育ちも遅く、いつも周回遅れ寸前だった。早く社会性を身につけさせるために、保育園には早めに入れさせた。

知能的にはまわりに着いて行くのがやっと。天真爛漫さと行動力は長所でそれは大切にしていきたかったが、それだけではうまくいかない事がどんどん出てくる。

18歳の時点の最低限の着地点を設定して、時にはかなり厳しく接した時もある。

工業高校からどこか大きな企業に潜り込む。部活も頑張ったしチームワークも対応できる彼の適正からそれがベストだと思った。

最終的にはほぼ目標はクリアできた。そこの高校のおかげで分不相応なくらいの会社にも入れた。ただ誤算だったのは、やはり偏差値の高くない工業高校特有のブラック社会は、ずい分と荒っぽい性格になって、天真爛漫という翼が退化してしまったことだ。それについては、すまなかったと思う。

僕にもっと圧倒的な経済力があればもっと違った未来が開けたかもしれない。でもそれもこれも含めて結果には誠実に向き合うしかない。

悪いけど与えられたカードで何とかするのが人生だ。

あとで泣くのは自己擁護でしかない。テーブルの明かりは消され、みんな席を立ってしまったのだ。