Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

完璧な社会

 はみ出し者を受け入れない社会は酸に蝕ばまれるように少しずつ荒廃してゆく。社会の枠に囚われない者を阻害し排除または隔離する。それが完璧な社会の理念や通念。だがその非寛容の精神は社会の優しさを失うことになるのかもしれない。

 本当に大切なものはなかなか姿を現さない。失ってから初めて気がつく場合が殆んどだ。ささやかで大切なものの存在。それは待ち続けていればおそらく会う事ができるだろう。心の扉を開き信じて待つ者の元へと。そう信じたい。