160411
心待ちにしていた桜の季節のランニング。
満開の先週の4・4月曜は午前中が雨で午後からが曇りだったし、朝からとても心の重たくなる出来事があって廃人状態だった。
ある意味この日のために一年を生きているような面もある。早朝に車でコースを抜け浜名湖SAまで行って誤魔化そうかとも思ったけどそれじゃ意味がない。自分の足で走らなくては意味がない。
4・11、もう桜は最後のチャンスだ。この週はずっとタフでほとんど寝ていなかったせいか寝坊した。もう10時近かった。貴重な一日の始まりを無駄にしただけで腹が立ってくる。
豊橋市から多米峠を越え浜名湖畔に出る。峠越えの道沿いの桜はもう葉桜で路面の散桜も吹き飛んでほとんどない。腹が立つ。こんな思いをするぐらいならなら仕事さぼって来れば良かったと、己を呪いながら走る。決断の悪いいつもの顛末だ。
ここらに車を停め走りだす。
気温は高いけど暖かめの格好で。寒いと損した気分になる。
見ての通りの葉桜でテンションが低め。
廃墟ホテルを半年ぐらい前から改築していたのだが、なんだか与沢翼くさい看板がついていた。
*ルテホ ズルヒンブセ*
なぜその方向で書くのだ。縦書き一文字改行なのか。
ここまでスタートして約2㎞。去年のような花道はなく走って来て、やっとらしい風景が現れてきた。謎美術館の下あたり。とりあえず天気が良いから気分は良い。
(これはいい金になる)
佐久米駅の桜も7あと2-3日か
風が強くはらはらを舞い散る桜が青空に溶ける。
この時期に犬の散歩をすると、犬の鼻の頭に散った桜の花びらが張り付いて変な顔するのを思い出す。
新玉と筍がとても新鮮で惹かれたけど、持って帰れないよ。
この日はなかったけど、ここの檸檬は最高だ。三ケ日ミカンを育む日差しと土のおかげだろう。
贅沢に5秒迷ったけど「ウナギ弁当(小)1800円」を頼む。
実は左ひざが痛くなる予兆が出ていて、この日はさっきの佐久米駅から車のある最寄りの尾奈駅まで汽車で帰ろうと思って時間と運賃を調べていた。運賃は200円。ランニングで2000円しかもっていない。
おつりが200円残るからそれで帰ればいいと思っていたけど、弁当を頼んでから気が付いた。外税だったら1940円、やばいぞ。もうウナギを炙っているし。聞いてみたら内税だった、良かった。
うまそー
うなぎはもう高級品になったから超久しぶり。
なんか中途半端な画像なのは、実は風が強くて大変だった。
でもおいしかったー!
期待していなかったけどかなりレベル高い。実はもうウナギの味のほとんどは、たれの味で決まるようなもんだけど、デフォのたれが最高だった。香ばしくてほろ苦さと甘味が絶妙だった。別に必要なかったけど、最後に残ったご飯に付属の袋たれをかけてみたら・・・まずーーー
やはり、ウナギの味はたれの味でほとんどが決まる。
さて帰ろう。
やっぱり膝来てる。SAからの下りで一気にきた。10分前に佐久米駅に到着。
あーーーバカやった。
200円なんで安すぎるよね。運賃表見間違えていた。350円だし。
ウエストバッグの中を捌くる。あるある、んんんん??
まじか320円だよ、終了。
Iphoneだと風で揺れた花びらにピント合わせ切れず。
性格良さそうな柴犬を散歩させている婆ちゃんが前方から。
すれ違いざまに挨拶して柴犬に手を振ると「なになになに???」って顔して振り返ってくる。立ち止まって婆ちゃんに許可をもらって柴犬と戯れる。だいたいはちょっと警戒されるから、しゃがんで向こうから近づくのを待つ。クンクンしてくるから「おかさんと散歩いいね」とか喋りかけたりするとまずOK。モフる。撫でる。ほっぺた引っ張る。猛烈チュッチュされる。ひととおりじゃれて礼を言って別れる。
ダイダラボッチの名残だという(日本中にある)奇岩の上のお地蔵さま。
夕日に向かって膝が痛いぞ。
富士山が望めそうなくらい澄んだ日でなかなかの夕暮れ。
お家に帰ろう
走りながら色々なことを考えることができた。
内容は忘れた。
その程度のこと。