Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

ハタチの尾崎豊ごっこではないのか

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小2から小6の沖縄時代。
首里の龍潭池の近くの英会話スクールに通ったことがある。琉球大学も隣接していた。

成人式の暴れっぷりを見れば分かるけど、沖縄の子供達の「やったるぜ!」感はすごい。 

そもそも祭りは縁結びや、若者が爆発しないようにガス抜きさせる目的もある。糸満のハーリーや、那覇の大綱引き、エイサーを見れば分かる通り、世界選手権並みに沖縄の祭りは熱い。それでも燃え尽きないバカ者どもは成人式で暴れる。だから予備軍の子供達の、常に導火線を掴んで火種を持っている感はすごい。

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その英会話スクールでは、優しい白人マダムが講師だった。

不幸な事にそのころは「8時だよ全員集合」全盛期。加藤茶のクシャミ芸「ヘィックション!!」に子供たちは夢中だ。

品のいい白人教師がリピートアフターミーのルウティーンをこなしていく。
ひとつひとつ…
次第に白人教師は未来を呪う顔になってくる…

Fictio....

ヒィェック!ション!!

ぬぉぉぉぉおおおおおお……

興奮の坩堝になるクソガキども

次に僕は空手スクールに通うようになった。

時はブルースリー全盛期である。

棒を持ったら振り回す習性のある子供たちのことだ。もちろんブルースリーのヌンチャクの虜になった。

ヌンチャクは作る。

当然危険

流血、失神、記憶チョップ、破壊行為。

ガラス窓もいっぱい割った。ガラスの割れる音は人を覚醒させる。尾崎豊のように動機なんかない。

成人式の迷惑行為は苛立たしいけど、大人たちはもっと酷い事を平気な顔してやってる。最後の子供っぽいアピールのお祭り。祭りの後は寂しいだけだからね。

娘の高校の卒業式は少し変わっていて成人式のような感じ。
伝統的に荒れる卒業式で、国旗に中指立てたり、君が代スルー、シールズみたいなことをしたりと、一風変わっていた。日本でも珍しい、体制に屈しなかった高校学生運動のあったがっこ。
でも最近の子はそんなデモンストレーションはしない。デモはデモクラシーでなくてデモンストレーションだかね。紋付袴に振り袖も多い笑いと涙の渦のアットホームな式だった。

僕は基本的に式と名のつくものは嫌いだから、色んな式をスルーしてきた。

だから自分の成人式の時は筑波サーキットに居た。

娘の高校の卒業式もそうだけど、衣装代など成人式ビジネスに見栄と本心なのか親も分からなくなっているかのように、大枚はたく価値は僕には理解できない。だったら現金をプレゼントしたほうがいい。

もちろん新成人が自分で働いた金でやるなら好きなようにやればいい。うちの息子はそうだった。成人式の朝、バカ殿みたいな青い紋付袴の息子に卒倒しそうになった。でも結果には誠実にならなくてはいけない。

でも成人式にかける金を自分のやりたいこと、つまり未来に投資したほうがいいよ。