さよなら富士山
リメンバーパールハーバー
1941年12月8日は日米開戦の日。
太平洋をはさんだ大規模な戦いの布石として、アメリカ海軍太平洋艦隊を無力化するためにハワイの真珠湾を奇襲攻撃した日です。
日米の歴史判断や感情は全く異なっています。それについては永遠に議論が続くでしょうし結論も出ないでしょう。大切なのは誠実に向き合うこと。そのためには知性を持たなければなりません。
知性を持つこと
インターネットやマスメディアによるプロパガンダは、多くの対象に強いメッセージを繰り返し与えることができます。社会における様々な利権も背景としており、強い感染力を持つ思想は、愚民化させられ免疫力の弱い大衆は、まるでウイルスに冒されるように熱を持ちます。
知性を持つことで、プロパガンダへの免疫力を高めなければならない。過去の戦争を踏まえた正しい歴史観を持つこともそのひとつです。
無知であれば過去を恐れるあまり、否定し、責任転嫁して認めることも受け入れることも出来なくなります。
様々な観点から歴史を知り、時代背景や多くの犠牲者の苦悩にも創造力を働かせることで、真実の姿も見えてくるのではないでしょうか。
特攻や一億玉砕思想は、最後にたどり着いた当時の日本の総決算でした。
下記のリンク先は、感情論やプロパガンダを廃した比較的まともなレポートです。
かなり厳しい現実の画像や表現も多出しますのでご注意ください。
自爆テロと特攻・真珠湾攻撃: Suicide Attack 9・11同時テロ 鳥飼行博研究室
さよなら富士山
ソース不明な話なのですが、米軍が日本の兵士の捨て身の強靭なメンタリティーの根拠を知りたくて、総力を挙げて調べたそうです。それを知ることで敵を無力化する手立てになりますからね。
その結論として挙げられたのが、日本の美しい国土。春夏秋冬季節の色や香りがはっきりとした気候と、豊かな山々の緑と豊かな水の田園風景。一方では自然は厳しい姿も見せます。天災も多くそれと向き合う所業無常の精神の儚さ。その象徴の姿として美しい富士山があります。
美しい国土や家族を何としても守りたい、そんな想いが兵士のメンタルに影響していたといいます。
兵士の手記を読んでいてもそんな想いが散見されます。