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対価に見合った仕事

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まさかの逆転負け?

え?実力で負けたんじゃないの?本来は負ける相手じゃなかったのに、不測の事態で負けちゃったの?そんなに甘い世界なの?韓国に失礼じゃないか。

そんな違和感を感じた。

野球もサッカーも、見るのもやるのも大好きだったんだけど、すっかり興味を失っていて試合は観ていない。でもイチローの個人的な功績やマンパワーにはすごく興味があるし尊敬している。世界クラスのサッカーのスーパープレイや、怒涛のスタジアムには素直に感動する。

アンチプロ野球やアンチJリーグになったのは、メジャースポーツに対する僻みもあるんだけど。

対価に見合った仕事をしていないのでは

例えばイチローなんかはあの年であのパフォーマンス。その裏には自己投資した、つまりコストをかけた徹底した自己管理をしているし、社会的な規範になるような生き方ももそう。対価に見合った働き、つまりスポンサーや球団に投資以上の報酬をもたらしていると思う。

一方、野球賭博で問題になったりする日本のプロ野球。日本はサッカーや野球に資金が集中するような伝統があり、拝金主義的で興行色が強い。でもそれはそれでいい。

でも選手が対価に見合ったパフォーマンスを出しているのか、出すための努力を常にしているのか。もちろんシリーズ戦だったら常に全力というわけには行かない。余力を残しておいて、ここぞという時に備えておくべきである。

もちろん陰でものすごい努力をしているかもしれないし、シリーズ真っ盛りでも大宴会しているのはパフォーマンスで、ライバルを油断させるためかもしれない。

でもね、顔に出るじゃないですか。腫れぼったい目に二重顎に贅肉。脂肪はシーズンを戦い抜くための糧なのだとしても、いかにも重たそうな選手も目につく。

他のスポーツのトップアスリートなんかは実際に会うと、もう身のこなしや表情、そして空気が全然違うし、野獣のような臭いがする選手にも会ったことがある。

でもプロ野球選手はなんだか輩(ヤカラ)顔で、体もいかついしヤンキーファッションも多いから、もう残念な人の集団である。

でもいいのさ。それが日本だけで終結する相撲のような伝統芸能だったら。それに資金が集まりビジネスとして成り立っているのだったら文句は言えない。

でも世界を獲りたいなら話は別だ。特に野球は競技圏の狭いスポーツで、特にプロとして成立している国は少ない。単純にかかったコストでいくと、日本はアメリカに次いで2番目の序列だ。アマチュアや、はした金でやっているチームに負けるわけがない。陸上100mならどんなにお金を積んでも日本人は、その辺を走っているケニアの元気のいいやつには勝てない。でも野球は身体能力はもちろん、道具を使い、経験値や、戦術が大きくモノをいうゲーム性の高いスポーツだ。

でも負けた。まさかの負けなんだろうけど、なんでもステージが上がるほどまさかの要素は少なくなる。つまり負けるべくして負けたのでは。

小久保監督の采配ミス?いやいや小久保監督を選んだのは誰?小久保監督の能力は分かっているでしょ?そんなこともわかんないくらい甘い世界なの?

マイナースポーツならいいんです。もうスタートラインに立ったときには力尽きていて、実力の半分も出ないなんてよくある話。それは許せるし、参加しやり遂げることに意味がある。

だいぶ前の話。オリンピックのヨット470級女子で日本人ペアが銀メダルの大金星を挙げた。マイナースポーツの代表みたいなもんで自分もかじったことがあるから、その価値はよく分かる。

インタビューが泣けた。

ありがとうございます。でもうれしいというより、やっと終わったって感じで、いつもお金やプライオリティーのことで喧嘩ばかりで(ペアで)、ココに来るためにもヨットを運ぶのに100万かかって、帰ったら借金返すためのレースで…

もう古い話で言葉は異なっているけど、そんなニュアンスだった。

サッカーのワールドカップも同様で、カズ、ゴン、井原らの最初のワールドカップまで。力は劣るけど彼らの身を捧げた戦いは素直に燃えた。次からは少しずつ違和感を覚えるようになって、今では興味を失ってしまった。

でもそれは僕の性格が偏狭なせいも大きいのだと思う。