映画覚え書き
数年前の深夜テレビで観て、再観したいけとタイトル分からない
おそらくイタリア映画で南部イタリアが舞台。「道」にインスパイアされたロードムービー。
馬車で行商する男。まともな商売じゃない。行く先々で民衆を集めて詐欺商法で売り尽くしては遁走する。
ある日彼は行き倒れたのかな?修道院に保護され、その中の少女と恋に落ち駆け落ちする。ちょっと頭が弱いが美しい少女。
そして二人の旅は続く
ある時、噂を聞いたマフィアの大ボスの屋敷に呼ばれ商いをする。そこは丘の上の中世からの城下街でまるごとマフィアのファミリーの街になっている。そこで彼はよせばいいのに欲に目が眩み、いつものように変なもんを売ってしまう。
ボスの屋敷から出てしばらく走ったころ、やはり追っ手が迫り捕まった彼は制裁で両脚を折られる…
脚は不自由になったがふたりの旅は続く
だがそんなこといつまでも長くは続かない。彼は詐欺で警察に捕まり拘留される。
彼女を残して…
彼女は一人じゃ生きられない…
開放された彼は何処かへ放置されていた馬車の元に戻ってくる。彼女の面影を探す…
近くにいたホームレスが言う
その馬車にはな、ちょっとオツムの弱い女の子がいてな…パンをあげればなんでもしてくれたんだ。
ニヤリと笑うホームレス
彼はホームレスを殴り倒し彼女の行方を問うが分からない…
彼は彼女を連れ出した修道院を訪ねていく…
果たして彼女はいた…
しかし剃髪した彼女は完全に精神に異常をきたし佇んでいるのみ…彼の問いかけにも暗く微笑むのみ…
絶望した彼は空を仰ぎ慟哭する
おそらく己を呪っているのだろう…