Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

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 現代F1は、あまりに厳しくコントロールした結果、レーシングというより序列通りのパレードになってしまった。高度に洗練された、静かで安全で公平で配慮の届いたショーになったのだ。

技術的には高度に先鋭化されているのだが、リスクを抑えすぎたのだ。

 

我々がモーターレーシングに求めるのは、疾風怒濤の非現実の世界での百花繚乱、百花斉放、乾坤一擲の戦いであり、プロレスを観ているのではない。

 

結果としてF1ファンは現実逃避しノスタルジーに走る。運動エネルギーの爆発、発狂するアイルトン・セナ

この映像はなかなか良く出来ていて、最後のジェームス・ハントのセリフがいい。

 

 

 2017年来年は大きく規則を変更し、ラップタイムを向上させる目的であるという。

 

2017年F1技術分析: 概要 : F1通信

 

2017年は、F1にとって新しい始まりとなる。視覚的効果だけではなく、機械的・空力学的にも影響のある大幅な変更がマシンに加えられるからだ。

この規約変更による包括的な目標は、ラップタイムの5秒短縮であり、その結果、ピレリは幅の広いタイヤを供給し、マシンの空力学的表面に無数の変更が加えられることになった。

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参考までに2016年今年の鈴鹿の映像を

f1-gate.com

 

高度に洗練された技術のおかげでラップタイム的には決して遅くないのだが、五感に訴えてこないから遅く感じてしまう。

 

参考

F1 DataWeb : 鈴鹿サーキットの結果[ドライバー別]