四方山話
僕は会話相手の鏡になってしまう。
口数の少ない人なら口数少なくなり、
おしゃべりな人だとおしゃべりになり、
大袈裟な人だと大袈裟になり、
英語人だと頭の中は幼稚園児ぐらいの英語人になる。
でもひとつだけ例外がある。
下品な人だと無口になる。
わたしが木目の美しいドングリのペンダントを手に取ると婦人がペイントを施したアロマポットドングリを見せてくれた。どちらもモチーフは同じ木の実である。
果たして木の実にペイントは必要か。
木の実はそのままで充分に美しいのではないか。
わたしが四方山話しが苦手な所以はどうやらここらへんにあるようだ。
四方山話は話の船頭になるか漕ぎ手になるかなのかなあ。
僕もfridayusaoさんと同じだから、仕事などで空っぽな話をずっとすると酷く消耗する。