Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

アタマの大盛りと黒木渚 「ふざけんな世界、ふざけろよ」JKT

吉野家で命の給油。

「ブタ ネギ玉丼ナミ、いやアタマにして」

 

吉野家豚丼シリーズのキャンペーンを始めた。ネギ玉丼はブタの方が好きだ。

 

店内にピアノポップにコブシを効かすような歌いまわしの曲が流れてきた。

 

ちくしょう ちくしょうふざけんな

安定をひったくるテロリズム

人生を寝取ったあの糞女

 

かわいい女性の声とは裏腹な、やさぐれたパンクロックのような毒々しい歌詞。

 

残業ですり減って午前様 神様 お局様

ちくしょう ちくしょう ふざんけんな

 

軽やかな蝶みたいに くすり くすり 飛び回り

ユーモアの鱗粉まとって 世界が癒えていく

 

陽気なステップで 小粋にトラップをかわして

 

世界に溶けていく

 

 

「クスリと笑う」と、「薬(クスリ、ヤク)」をかけているのかな

 

いずれにせよ、どれだけ大きくなって綺麗になってメジャーになっても、出自を隠せない存在のような吉野家の雰囲気に(これは褒め言葉である。だからこそ根強い客層がある)最高のマッチングを感じたところがとても良かった。

 

ちくしょう ちくしょう ふざけんな

 

ふざけんな世界 ふざけるな

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ふざけるな名場面集

youtu.be

 

 

虎視眈々と担々麺となるのはおっさん。

虎視眈々と淡々となるのは黒木渚さんなんだね。豊かな言葉の纏いが彼女らしさなのかな。

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黒木渚さん来歴

黒木渚個人史[編集]

幼少期に日本舞踊をやっていた祖母の影響で、ステージに対して漠然とした憧れを抱く。

宮崎県の全寮制の中学高等一貫教育の進学校を卒業。中高時代には読書絵画に熱中する。高校卒業後は福岡大学人文学部に進学。軽音研究会でギターを学んで市内のライブハウスで弾き語りを始め、2010年には自らの名前を掲げたバンド“黒木渚”を結成する。

大学で出会った教授の影響で文学にのめり込み、福岡大学大学院人文科学研究科英米文学専攻に進んで近代英米文学におけるポストモダン文学を研究、当時は大学教授になることを目指していたが留学経験が条件であったため金銭的理由で断念。

卒業後はバンドを続けるために安定した職を求めて公務員となり福岡県内の市役所財政課に勤めるもバンド活動が市役所側に知られてしまい上司から自重するようにと求められたのをきっかけに1年で退職して音楽活動に専念する[6]。 2015年11月30日にオンエアされたTV番組しゃべくり007に出演して「この人なにしている人?」という新企画のもとレギュラーメンバーの質問に応答、ヒントの一つであったポストモダン文学について説明する等、知的教養を披露してレギュラー出演者達を驚かせた。

黒木渚 - Wikipedia

 

 

「卒業後はバンドを続けるために安定した職を求めて公務員となり」というのが実にいい。