Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

おうちに帰ろう

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はあちゅう愛してるよ(笑) 

この文章の「旅」と「仕事」を入れ換えても同じことだね。

目の前のことを誠実にコツコツとやるしかないのだ。

ハタチぐらいのころ「俺はオーストラリアに行けば絶対に変われる!行くべきなんだ!」なんて力説してオーストラリアに行った友達がいたけど、まあお客さんで行っただけで、いい思い出になって良かったね、と。

 ある中高一貫高に娘姉妹を通わせる営業職のお母さんの話。

「とても子供のことを考えてくれる学校でいいですよー。毎夏オーストラリアにホームステイに行かせてくれるんです。100万ぐらいかかって大変だから私も頑張って働いて…」

「それ高くないっすか?」

「そんなことないですよー、旅費とかホームステイ先に払う費用とかが60万くらいで、あとは遊興費というか色々かかるお金だしー」

(それって遊びに行くだけだし。学校も抜いてるだろ、だいたいその学校出てまともに英語喋れるやつ聞いたことないわ)

人脈を作れそうなスイスの意識高い系お金積める人用寄宿舎ハイスクールなら話は別。

そんなわけで、そんな人に何言っても余計なお世話だから、まあアレだ、僕は貝になる。

ちなみに旦那さんは営業職のエリートでかなり稼いでいるらしいのだけど、接待費がかかるのでカードの請求が毎月100万近くあるらしい。

(それって絶対女に突っ込んでるよ。おまけに横領か収賄かなにかしてるぞ)

もう滅茶苦茶だ。

自分語り系某メーカーの管理職さんは、職権の個人情報濫用によるセクハラとパワハラが得意で、下請けさんに自分の年収くらいのスポーツカーを買ってもらったのも自慢だ。パワハラ嫌疑で鬱になって休職していたけど意味がわからんわ。

友達の加工業の社長は元請けの某メーカーの担当者に毎月10万円のお小遣いをあげている。

スポーツカーもお小遣いも、貰える仕事のボリュームを思えば安いもんだ。

高そうなとこに飲みに行くと、オマエ絶対それ会社の金で飲んでるだろ(だったらオマエが払え)みたいなヤツがいる。

みんな搾取天国の社会主義の国に旅に出て自分の背中を追いかければいい。

でもって帰ってくるなー

アホなこと言いすぎた。ホントだけど。

はあちゅうさんの言いことは真でも偽でもある。旅に出て変われる人は旅に行かなくても変われる、砂漠に水を撒くような仕事からも学び取ることができるということ。

旅に出たら変われるビジネスは、ネズミ講自己啓発ビジネスと同じ理屈だよ。

今やるべき事を懸命にやる。世界平和を祈るより目の前の人を護る。 日々をコツコツと生きる。

自分にとっての旅は非日常を楽しむノスタルジーや癒し。道や業なんかじゃない。

どんだけ旅に出てもな、自分からは逃げられへん。ヘミングウェイ先生も言うてはった。

漂泊の夜明け - Toujours beaucoup

ちなみに、ずっと非日常の中に生き続けるならそれも悪くない。ただ、かなりタフな選択である。つまり非日常がいつか日常になりそれが仕事になる。ある意味ビジネススタイルのひとつである。

遊びでパンの耳をかじりながら旅をするのは楽しいかもしれないけど、アメリカ野球のマイナーリーガーがパンの耳をかじりながら転戦するのは想像を絶する旅だ。

マイナーつまりマイナスの連鎖で、そこから這い上がるためにはマイナスとマイナスを賭けてプラスにするような離れ技が必要になる。

分かりやすい野球の列を挙げたけど、バイクレースの世界で泥舟の旅を体験させて貰ったから想像はつく。

泥舟で海を渡ることはできない。

ただ特筆すべきことに、中には泥舟で大海を渡り切った者がいる。つまり世界を制したのだ。太平洋戦争で日本が勝ったくらい感動した。しかし日本では彼らのリタイア後の人生の方がタフだ。

この辺りはヨーロッパとは異なるし、きっと東南アジアにはそんな概念すらないかもしれない。永年の文化の違いだ。

結論として、ある程度ガイドラインを作るなら、人生が旅そのもので日本人には合っている。徳川家康先生が言うてはった。

ほんじゃまか

 

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。