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錬金術


ちょっと気になっていたニュース。
ソースを検索したげどソースの記事が削除されていたので、まとめサイトから
yu札幌・東署は15日、風営法違反(賞品買い取り)の疑いで、札幌市東区北33条東、パチンコ店運営会社社長、戸津川彰容疑者(73)と同市東区北26条東、会社役員、高橋英二容疑者(68)ら3人を逮捕した。
逮捕容疑は9月と10月、札幌市東区のパチンコ店「パーラー大黒天元町店」の客2人から、景品を3200円と5400円で買い取った疑い。東署によると、戸津川容疑者は調べに「弁護士と相談する」と話し、高橋容疑者は容疑を否認しているという。
風営法はパチンコ店が景品を直接買い取って換金することを禁止。東署は景品交換所を運営していた高橋容疑者の会社に実体がなく、実質的にパチンコ店運営会社と一体だったとみている。
http://www.sankei.com/affairs/news/141115/afr1411150028-n1.html

パチンコの換金は法律で禁止されているけど、実際には半ば公然と換金できるのは、常識のようになっている。

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こんな仕組みで、パチンコ屋で玉を特殊景品という換金専用の景品に交換して、それをパチンコ屋とは法律的には(条例かもしれない)全く無関係となっている景品交換所で買い取ってもらう。つまり景品交換所は警察管轄の古物商許可のある古物買取り店なのである。

マネーロンダリングみたいなもので、法律で禁止されているパチンコ出玉の換金行為。

つまり警察とパチンコ屋がグルになっているのである。だから関連は警察OBの天下り先にもなっていて贈収賄の温床、またパチンコ屋の利益の一部は半島の資金源になっているともいわれている。

赤信号でも警察官の指示があれば進入していいというルールの曲解みたいなもんである。

なのにニュースによると捕まってる。つまり見せしめであろう。

糞食らえだ。パチンコは大嫌い。

ちにみにパチンコ屋の新築許可はかなり困難なため、そこにもトリックがある。旧店舗を取り壊して新築のようにみえても、実は極端にいえば旧店舗の柱一本を残せば改築になるらしい。

火災で柱一本でも残っていると、火災保険で全焼にならないから、消防による消化活動に続いて地域の消防団が柱を崩したりするのに似ている。だから鉄骨の家は柱か残ってしまうから、いざという時不利益かというと、火災保険料が異なるから、一概に不利とはいえない。

癌は大概合併症を起因として死亡するから、死亡診断書の死因の直接要因が「癌」にならず、癌保険が全額下りないのにも似ている。

話は戻る。
パチンコ屋でもう一つの換金行為がある。出玉を全て一般景品の煙草に換えてもらう。
特殊景品と同様に金額の上限があるようだが、収入印紙をケチるために領収書を分割するような、スルーテクニックはあるだろう。

そしてその煙草を換金するのである。煙草の小売販売も許可制で、出入りも管理されているから普通に考えると難しい。

スナックの類の飲食店に行くと大概煙草が買い置きしてある。小売店から定価で購入して置いてある場合と、もうひとつのルートがある。

お察しの通り、パチンコ屋で出玉と交換してもらった煙草を、高額なおしぼりとかと一緒に納品するのである。
交換レートは分からないけど、結構な利益率になるらしい。ちょっとした錬金術で、そゆことできる人は限られてくる。

パチンコ屋
お金を玉にして貸して、出玉を出した人には景品として返す。お客さんの負けた分と、景品交換レートによってそこでも利益を出す。

景品交換所
そこでまた発生する交換レートによるマージンが発生。買い取った特殊景品を問屋に売却(そこでマージンが発生するかまでは知らない)。

景品問屋
特殊景品をパチンコ屋に下ろす。


パチンコ屋
ランニングコスト(上納金など含む)
仕入れ
売り上げ
出玉率
換金率
※景品交換所や景品問屋も含む

ちょっとアレな人々
勝たなければ意味が無いので、損益分岐点が流動的である。
つまりパチンコの勝ち負けの収支か煙草の仕入原価に関わってくる。

おまわりさん
われわれは何も知らない

糞みたいなビジネスモデルだけど、錬金術的でなんだか関数と統計で処理するような所は面白いと思った。