Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

異国での暮らし

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僕のワークショップで、8年ほどおつきあいのあるブラジル人のお客さん。

泪橋を渡った先のような、外国人の多い公営住宅に住んでいる。そこの公営住宅には、居場所を突き止めた売掛トンズラ野郎の部屋にカチこんだことがある。逆に警察を呼ばれて「やり過ぎだ」と追い返されてしまった因縁の場所。トンズラ野郎は大手宅配便会社のドライバーであることが後日判明して追い込もうとしたが、何だかもう馬鹿らしくなってやめた。自分が甘かったのだ。

実はお金に関しては日本人の方が汚い。ブラジル人に関しては20年未回収ゼロ。原則厳密にうちは現金決済なのだが、止むに止まれぬ成り行きで日本人で売掛にすると、結構やられる。日本人どころか対会社や団体でも。某国立大学やメーカーからの支払いなんかは手形なみに遅い。まあ担当者がダメなんですけどね。

そんなわけでブラジル系の外国人はうちではいいお客さんである。欧米人は個人差が激しい。アジア人は日本人と似た傾向があるかな。

特に大陸系はトラブルになる事も多い。十数万で売ったバイクを、一年ぐらい乗ったら要らなくなったから同額で買ってくれときた時は、意味がわからなかった。

あとはプライドの高い東南アジア人も面倒臭い展開になりがち。プライドのためには平気で嘘をつく。でもあの人懐こさと相互扶助の精神は日本人にはない。

そんなわけでそのブラジル人のお客さん。
スキンヘッドのマッチョマンで脳味噌も筋肉で出来ているのか、今でも日本語がダメで、最初来た時は奥さんが通訳をしてくれた。奥さんはアルゼンチンタンゴを踊り出しそうな、エキゾティックなかなりの美人さんでドキドキした。
そしてその当時小さかった息子さんがバイクに乗れる歳になり、今では息子さんが通訳。息子さんはお母さんにそっくりなイケメンでモテモテらしい。

誠に失礼ながらそのお客さんは、見かけも含めてステレオタイプのダメロシア人みたいな感じで、中々にタフな生活が伺いしれる。

ある日ダメ親父(そのお客さん)のバイクをうちの前でチェックしていたら

「ドカドカドーン!」

歩道橋を自転車が転がり落ちてきた。
うちの前の急勾配の人喰い歩道橋では珍しいことではない。そしたらダメ親父、一目散に駆けて行って、ひっくり返った高校生をケアした。微塵も躊躇することなく条件反射のように。

ちょっとカッコ良かった。ダメ親父だと思っていてゴメン。献身的な超美人の奥さんと、優しくて人の良い息子さんなのに少し納得。
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