三番目の星
今週のお題「年内にやっておきたいこと」
今年は忘年会を全て辞退する。いやした。
言い訳するのはめんどーだから正直に言った。
「仕事、家族とかプレッシャーきつくて、とてもそんな気分にならないんです。ごめんなさい」
お調子モンだからいつも全力で飲んじゃう。でもって翌朝自分をお祝いするのがどうにも嫌だ。
顔だけ出してお金だけ置いてブッチするのも無礼だから行かないことにした。
と言いながら一昨日の月曜日、同級生とがっつり飲んでる。でも大学卒業以来20数年ぶりの特例だからいいのだ。
自己の最適化とか、酔っ払いの星理論ともいう。
三番目の星には酔っ払いがいた。
男は機関車の釜に石炭を放り込むように呑み続けていた。
ひどく酔っ払っていた。
僕は尋ねた。
「ここで何してるの?」
「飲んでる」
「何で飲んでるの?」
「忘れるためさ」
「何を?」
「恥じてることだ」
「何を恥じてるの?」
「飲んでることさ」
次の忘年会のお誘いが来たらこう断ろう。
・忘年会は辞退させていただきます。
なんで?
・忘れるためです。
なんで?
・恥じているからです。
なにを?
・飲むことをです!
知るか!