Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

夢幻の彼方へ

言及してくれてアクセス数が上がって僕のゴミみたいな承認欲求が満たされたので、お礼にかなり分かりやすく書きました。 - きもろぐ

サラリーマン以外の働き方を認めないんじゃなくてお前を認めてねーだけだよゴミが - きもろぐ

 

アドレスは控えますが、あるプロを目指すサラリーマンブロガーが、会社の飲み会で脱サラして職業ブロガーになりたいと、鼻からウーロンハイ噴きそうな所信表明をしたところ、上司に全力でダメ出しされて糞食らえって話。

おめでたい話に過去ログを辿ってみると、まあアレだ。流行の「イケダハヤトにできるんだからオラならもっとできる病」だ。勝手にやっておくれ。

週刊現代の見出しだけ読んでスルーするように、他に目を移すと表記のアドレスのブログに目が留まった。おうおう、本物のクズはなかなかいい仕事をするじゃないか。なんて親切なんだ。何をやっても三日ボースの生徒に、全力で語る熱血体育教師のようだ。生徒は幸せだな。

 

さて

なんでもやってみればいいし、失敗しないと分からないことも多い。ただし失敗できるのもみんなが構ってくれるうちだけだ。時期を逸するともう誰も止めてくれないし、失敗すると下手すりゃ一生それを償っていかなければならない。

 

否が応でも目に入ってくる営利ブログに目を通していると、もう受験に特化したような技術だけで結果を残している傾向が強い。中身が薄く、まあこの言及もそうなんだけど、閉鎖された生態系の中で食い合っているだけだ。

今だけの腰掛けでやるならいい。でも未来をイメージしてほしい。喰い合って食い尽くすだけではないのか。

真の実力つまりコンテンツとしての力、文章力、知力、度量を鍛えて行かないとすぐに今の流れなんか陳腐化する。だからイケダハヤト氏は、勢いに乗ったナポレオンのように現在の環境を蹂躙しまくっている。ご本人は、いつかワーテルローの戦いで陳腐化という敵に破れるのは知っているだろうから、その時がきたら高知のセントヘレナ島で思い出を語る語り部になればいい。

 

全能感や承認欲求に駆られた果てが職業ブロガーというのは、自分の仕事によって自分を冷笑するような、甘ったれた楽しみのようにみえて仕方ない。そんなところから哀れな夢幻の世界が生まれるのかもしれないが、会社を辞めてまで急ぐ必要はさらさらないのではないか。