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Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

職域侵犯

グルメ
ホリエモン「寿司職人が何年も修行するのはバカ」発言 数か月で独り立ちの寿司はうまいか?

「寿司屋になんのに10年かかるなんてバカじゃね?」
堀江貴文さんの提言。
一件もっともらしい事を言っているが気をつけたほうがいい。


「これからは個人飲食店の時代…チェーン店は厳しい」


食べログのおかげで個人飲食店はチャンスだという。
「店よりも食べログで3.5以上取るような個人経営店の方がなんとなく美味しい気がするからね」という。

いやなんとなく美味しいなんてない。美味いもんは美味いし、不味いもんは不味い。
美味くてもダメな店や不味くても許せる店はある。
堀江貴文さんほどの頭脳明晰な人が「なんとなく美味しい」なんて曖昧な表現をするのはなぜ?
食べログは、埋もれていた美味しい店にも確かにチャンスはある。裏をかえせば食べログで潰すのも簡単なのがわかる。個人店を潰すのは造作もない。
(注)そのために食べログのレビューは誹謗中傷や、客観性を欠くネガ表現などは厳しくチェックされています。

「10万円払って堀江貴文さんとお寿司を食べるTERIYAKIイベント」
TERIYAKIというのは堀江貴文さんのやっているグルメアプリ。

ここまでくれば堀江貴文さんは、自分のビジネスに利益を誘導するような、印象操作をしているのが見えてきますよね。

でもそれは別にいい。ビジネスとして定石でもある。

ではなぜ?
堀江貴文さんは周知の通り頭脳明晰で勝負勘や牽引力も並み外れている。だが冷徹すぎる面もある。NOT付和雷同。
まるで無慈悲な国盗りに心血注ぐ戦国武将のようだ。
一度社会的な首を獲られたのも、そのせいだろう。

寿司屋修行不要論は、一緒の炎上商法である。問題提起ではない。対象となる寿司屋にとっては大きなお世話で、店を選ぶのは客だ。店が客を選んでもいい。

すきばやし次郎

ミシュラン三ツ星で伝説化し、オバマ大統領訪問で神格化した。スマイル3万円。つまり店が威張っていて3万円の握りのみ。
刺し盛りをアテにクダを巻く店ではない。

僕はこんなお店はいくら美味くても嫌いだ。

でも3万円の握りに関しては、それだけのコストが掛かっていれば妥当だし、差別化も大切だ。もっと高い店はいくらでもある。

つまりそこにニーズがあるのである。

食べログではアンチも多いし、一見さんばかりの商売は面倒なことばかりなのに、なぜ「すきばやし次郎」は露出するのだろう。
でもそれは知ったこっちゃあない。

僕にとって最高の寿司は、小5の時に亡き広島の祖母に連れて行ってもらったデパートの中の寿司屋だ。カウンターで婆ちゃんと並んで食べた。
寿司屋なんて行ける家庭じゃなかったから、生まれて初めての寿司屋ではどうしていいのか分からなかった。
「何でも好きなもん頼みんしゃい。」
なこと言われても、恥ずかしさと遠慮で困ってしまった。婆ちゃんだってビンボーじゃなかったけど金持ちじゃない。
「これ美味しいんよ」
婆ちゃんが頼んでくれた、初めて食べた鳥貝の握り。その時の映像と味をいまだに鮮明に覚えている。それ以外は全く覚えていない。
それが僕にとっての最高の寿司だ。

堀江貴文さんは本当のところは、味なんかどうでもいいのではないか。堀江貴文さんがTERIYAKI発信のころ、SNSでアップしていた料理写真の数々も、おかしなフィルタをかけたものばかりで、料理が伝わってこなかった。料理なんて蝋細工の見本のように思っているのかと。

だから堀江貴文さんが、人の職域を犯すような事をするのは気に入らない。

結局のところ、僕も堀江貴文さんの商売にケチつけているわけなんですけどね。

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