Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

忠実で思慮深い奴隷たち

 

ボンダイさん。
論理の組み立て方や言葉の強さが、硬質な世界観の小説家の丸山健二さんと同じ響きがします。
 
参考までに丸山健二さんのツィート

丸山健二 (@maruyamakenji) on Twitter

 

ボンダイさんはこのエントリーで「情報奴隷」というキーワードで、現代社会を分析しています。

 
いま必要なのは価値ある文化だ
 
 「聖書」なんか代表例だが、大昔に発祥しながらも時代を越えて廃れずに影響力を持つコンテンツは山ほどある。それがなぜ普遍的であるかというと、質が高い文化であるからだ。ネタとして嘲笑する意味ではなく純粋に面白くて、熱狂できて、没頭できて、深みがあり、老若男女を越えて、国境を越えて楽しむことができるからだろう。

 

 
「情報奴隷」と相反する存在として普遍的な文化、例えば聖書をとりあげています。
ところがこの世で一番のベストセラーの聖書は、支配者が奴隷をマインドコントロールするために都合よく解釈して刷り込んだりしてきた歴史もあります。
また聖書は奴隷同志の慰めや癒しとして存在するという側面もあります。
 
聖書はどのようにも解釈できるが故に、毒にも薬にもなるのです。
ゴスペルを生む触媒にもなりましたよね。
 
マタイ24章に「忠実で思慮深い奴隷たち」という一節があります。
イエスが民を納めるために「忠実で思慮深い奴隷たち」に大きな権威と権限を与えるのです。エホバが、それは我々のことだと名乗りを上げて顰蹙を買ったいとう話もあるようです。
 
「情報奴隷」
現代の情報そのものが「忠実で思慮深い奴隷たち」なのかもしれませんね。