Toujours beaucoup

いつまでもたくさん

味 リベンジ編

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大将不在時のあまりの戦力低下に愕然とした前回。

pooteen.hateblo.jp

 

機は熟した。

西部戦線滋賀県ラーメン最前線)から帰り、地元のラーメンの平和ボケに落胆していた。いっちょまえの値段と能書きなのに、記憶から消し去りたくなるような味。

ホームのお店でリスタートすべきだ。

 

お店をチラッと覗くと大将が最前線で一心不乱に動いている。

午前2時に店を閉めそのあと明け方まで仕込みをする。そのまま店のフロアに倒れこむこともあった。二階が住居スペースになっているのに。店を休んでの味を探求する旅回りも欠かさない。太り過ぎて医者にはこのままいくと死ぬと宣告された。実際一度死にかけて店をしばらく閉めたこともある。つまりラーメンに命を捧げた男。

これがこの店の顔だ。

 

「男ラーメン」中 全部マシマシ ニンニクだけ抜き。

・麺の量は中でニンニク以外全て大盛り

 

 

いつもの、つまりベンチマークだ。

前回わかりやすい表現で、二郎っぽい、としたが、これは手のかかったれっきとしたラーメンである。二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である。

結論からいう。

至福の一杯だった。

意識が飛びそうなくらいに。

軽く完食できた。

 

作り手でこうも違うのものかと唸った。

 

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おまけのネギ軟骨。

これはまさにとろけた軟骨が口の中を溶かすような旨さだ。

日本酒の熱燗もお猪口一杯サービスしてくれた。つまりお銚子とお猪口にもなみなみと注がれて出できた。

もう死んでもいい。

ごちそうさまでした。